事業主借(じぎょうぬしかり)

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概要

事業主借は、個人事業主だけが使用する勘定科目で、個人事業主の個人的な財産を事業のために使用した場合に計上する。個人事業主からの借入金の意味合いを持つ勘定である。

事業主借であるための要件

現金を事業用に使用した場合の事業主借
・個人事業主の銀行口座から商品の仕入れ代金を支払った
・個人事業主の定期預金を解約して、仕事用の備品を購入した
・仕事で使用するパソコンの購入代金をクレジットカードで支払った

現金以外の財産を事業用に使用した場合の事業主借
・私物のノートを仕事用として転用
・マイカーを商品の配送をするための車両として使用

事業主借の分類

事業主借は、個人事業主の現金を事業用に使用した場合と、現金以外の財産を事業用に使用した場合とに分けることができる。

事業主借の具体例

現金を事業用に使用した場合の事業主借
・個人事業主の銀行口座から商品の仕入れ代金を支払った
・個人事業主の定期預金を解約して、仕事用の備品を購入した
・仕事で使用するパソコンの購入代金をクレジットカードで支払った

現金以外の財産を事業用に使用した場合の事業主借
・私物のノートを仕事用として転用
・マイカーを商品の配送をするための車両として使用

事業主借の仕分け例

事業用の資金が不足しているので、個人事業主の銀行口座から100万円を引き出し、事業用の銀行口座に振り込んだ。また、個人事業主がプライベートで乗っている乗用車を、営業で使用するための車両として使用することとなり、乗用車の評価額150万円を事業主借勘定で処理することになった。

具体例の概要

事業主の個人的なお金や財産を仕事で使用することになったときは、事業主借勘定を用いて記帳を行なう。

借方科目 金額 貸方科目 金額
普通預金 1,000,000 事業主借

1,000,000
借方科目 金額 貸方科目 金額
車両 1,500,000 事業主借

1,500,000

事業主借の注意点

事業主借は、個人事業主特有の勘定科目であり、会社における経理処理では使用しない。個人事業主の私的な財産を事業用として拠出するときに使用する勘定科目として、元入金勘定がある。元入金は、事業を開始したときだけに計上するのに対して、事業主借は事業を継続して行なう過程で使用する勘定科目である点に注意が必要である。




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