雑損失(ざつそんしつ)

Pocket

概要

雑損失とは、営業外費用に分類される費用のうち、特定の勘定科目に該当しない損失のことである。金額が大きいものについては、具体的な名称を付けて独立して表記する。

雑損失であるための要件

・他の勘定科目にあてはまらない、または他の勘定科目に含めるのが適当でない
・雑損失の金額が少額である
・発生が稀で、重要性に乏しいもの

雑損失の分類

雑損失は、現金化不足のように毎期発生する可能性がある費用と、損害賠償金などのように発生が予期できない費用とに分類される。

雑損失の具体例

毎期発生する可能性がある雑損失
・現金化不足

発生が予期できない雑損失
・空き巣などの盗難による損失
・従業員が仕事中に起こした交通事故について、被害者に支払った損害賠償金
・従業員が仕事中にスピード違反をした場合の罰則金
・法人税や所得税・事業税等を期日までに納付しなかったときに課せられる延滞税や重加算税などの税金

雑損失の仕分け例

事務所の小口現金の残高が800円不足していたが、その原因がわからないので、現金化不足として処理した。期末になっても現金が不足している理由はわからなかったので不足額を、雑損失として処理することになった。

具体例の概要

期中に現金が帳簿残高とずれたときは、いったん現金化不足として処理し、期末に雑損失または雑益に振り替える。

借方科目 金額 貸方科目 金額
現金化不足 800 小口現金

800
借方科目 金額 貸方科目 金額
雑損失 800 現金化不足

800

雑損失の注意点

具体的にどの費用を雑損失として処理かは、会社ごとに決定することができる。財務諸表等規則では、営業外費費用の総額の10%を超える雑損失は、各費用ごとに独立表記するように求めている。また、法人税申告書に添付する書類では、雑損失の内訳を項目ごとに記載する必要があるため、それぞれの金額を把握しておくべきである。




Dr.経費精算の導入を相談する

Dr.経費精算を今すぐ無料で試す




Pocket

経費精算テンプレート | Dr.経費精算