「精算」と「清算」の使い分けってあるのでしょうか?
「精算」と「清算」両方見たことある方がほとんどだろう。しかし、使い分けできているだろうか?今回はこの2つの違いについて紹介する。この記事を読めばなぜ「経費精算」が一般的なのかわかるはず!
「精算」と「清算」の違い
辞書上では
精算:詳しく計算すること
清算:きまりをつけること
という違いがある。
「精算」の方は、金額を細かく計算し結果を出すことという意味でつかわれることが多い。例えば「経費を精算する」「立替金を精算する」などだ。
一方「清算」の方はお金に限らず物事すべてに決まりをつけることという意味でつかわれる。こちらは「過去を清算する」「借金を清算する」などだ。
こういった使い分けがあるために金銭の細かいものに関しては「精算」が一般的となっているのだ。
細かく金銭を扱う経費がなぜ「精算」が一般的かはわかっただろう。
では「清算書」は不適切?
上で書いた通り金銭の細かいやり取りについては「精算」を使うため「精算書」の方が正しいといえるだろう。
しかし、不適切かといわれればそこまで明確に使い分けられていないことも事実だ。どちらを使ったから必ず間違いというわけではないだろう。注意点として「清算」のほうは「過去を清算」などからか「廃業」を連想する方もいるそうだ、それを考えると「精算書」の方が無難といえるだろう。
まとめ
金銭のことを細かく扱う場合は「精算」、関係など金銭以外にも使う場合は「清算」を用いるのが正しいといえるだろう。ぜひ使い分けよう。
ちなみにGoogleで「経費精算」は月に1300回検索されるが、「経費清算」は70回しか検索されない。(「精算 清算」は3600回 そんなに気になるのだろうか…)