損をしないために!平成28年分確定申告書Aの書き方

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そろそろ確定申告に時期ですね。準備は進んでいるでしょうか?
今回は平成28年分の確定申告に必要な書類や、実際の書き方をまとめました!

確定申告書の種類

まず確定申告をするにあたって、自分にはどの種類の用紙が必要か確認しましょう。

・確定申告書A

    確定申告書Aは、申告する所得が給与所得や公的年金等・その他の雑所得、総合課税の配当所得、一時所得のみの方が使用します。

・確定申告書B

    確定申告書Bは、所得の種類にかかわらず使用できるので、基本的には上記の給与所得や一時所得、雑所得に加えて、不動産所得事業所得がある人が使用します。

・確定申告書第三表(分離課税用)

    不動産の譲渡所得や株式等の譲渡所得、FXによる所得などを得ている際は、事業所得や給与所得とは分けて税額を計算する必要があります。これを分離課税といい、第三表という用紙が必要になります。この申告書は確定申告書Bと合わせて提出する必要があります。

基本的にはこの3種類になります。また、申告書Aと申告書Bには第一表第二表があることを覚えておいてください。

確定申告の受付時期

平成29年2月16日(木)から同年3月15日(水)まで
※ただし、土日祝日は税務署の閉庁日なので一部を除き相談及び申告書の受付は行えません。

確定申告書A提出に必要な書類

確定申告書Aを書くにあたっては、以下の物を用意してください。

  • 給与所得や公的年金等の源泉徴収票(原本)
  • 私的年金等を受けている場合には支払金額などが分かるもの
  • 医療費の領収書等、社会保険料(国民年金保険料)控除証明書、生命保険料の控除証明書、地震保険料(旧長期損害保険料)の控除証明書、寄附金の受領証 など
  • 確定申告書A 第一表の書き方

    では早速確定申告書Aの第一表から書き方を見ていきましょう。
    ここでは国税庁に掲載されている例を見ながらご紹介します。

    国税庁HP:https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/yoshiki.htm

    手順1:住所、氏名などを記入する

    ここでは氏名や住所などを記入します。今年以降、個人番号(マイナンバー)が必須となりました。ご注意ください。

    手順2:収入金額・所得金額を記入する

    ここではまず収入金額と所得金額を記載します。
    それぞれ給与・雑・配当・一時の4種類ずつあり、それぞれ記載する必要がありますが、例えば収入が公的年金しかない場合は雑の公的年金等以外は空欄となります。

    この所得とは、収入金額から必要経費等を差し引いた額です。
    今回の事例では給与収入が1,752,000円、給与所得が1,051,200円となっています。
    この計算方法は収入の種類ごとに定められていますので、詳しくは国税庁の手引きをご覧下さい。

    国税庁HP:https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinkoku/shotoku/tokushu/yoshiki.htm

    手順3:所得控除を計算し、記入する

    所得金額が記載出来た後は、そこから控除される金額の算出になります。
    ここでは様々な控除があるため、自分がどの控除に該当しているか、計算しましょう。この額が大きければ大きいほど所得税が小さくなります。

    もしも申告する所得が年末調整を受けた給与所得のみの場合は、⑥から⑮の欄は空欄とし、⑯の欄に源泉徴収票に記載されている控除額を転記し、その下の雑損控除や医療費控除を記入するだけで完了です。

    ちなみに医療費控除には意外と対象範囲が広く、かぜの治療のために使用した一般的な医薬品の費用なども含むことができるので狙い目です。詳しくはコチラ

    手順4:税額を計算する

    ここでは手順2で算出した所得金額から、手順3で算出した控除額を差し引き、課税される所得金額を算出します。

    税額は所得金額に応じて決められ、額によって計算式が異なります。

    例えば今回の事例の場合、
    ⑤所得金額:3,342,228円
    ⑳控除額:1,254,780円
    ㉑課税される所得金額:2,087,448円(⑤―⑳)
    2,087,000円(千円以下の端数は切り捨て)
    ㉒税額:2,087,000円×0.1―97,500円
    =111,200円

    となります。

    さらにここから配当控除など、該当する控除を引き算し、残った額が納税額になります。

    お疲れ様です。これでようやく、納税額の算出が完了しました。
    次の手順5は、該当する方だけが記載する項目になります。

    手順5:その他、延納、受取場所等

    ここでは、配偶者特別控除や未納付の所得税がある方、また税金の延納を届け出る方が記載します。
    延納可能な額は納税額の半分以下です。

    また、還付申告の方は、振込みを希望する預貯金口座を記入します。


    確定申告書A 第二表の書き方

    ではつづいて確定申告書Aの第二表の書き方を見ていきましょう。
    第二表は第一表をほぼ書き写すだけで終わるので第一表よりも簡単です。

    手順1:住所、氏名

    ここは第一表同様、氏名と住所を記載するだけです。



    手順2:収入金額や所得の内訳を記載する。

    所得の内訳での収入金額は第一表と同じように記載すればよいですが、そのほかに源泉徴収額も記載する必要があります。
    また、会社名や保険名など第一表よりも詳細に記載します。

    また、下の表には公的年金以外の雑所得・一時所得・配当を記載し、ここでも所得の生じる場所を記載します。



    手順3:住民税に関する事項

    ここでは住民税について記入します。本来、所得税等の確定申告書を提出した方は、改めて住民税の申告書を提出する必要はありません。ただし、次の事項については、所得税等と住民税とでは取扱いが異な
    るため、書く必要があります。

    例えば扶養控除の適応がない16歳未満の扶養家族がいる場合は、ここに生年月日やマイナンバーを記入します。

    その他事例に書いてある寄附金税額控除や配当割額控除額などを記入します。
    ただし、ここも第一表に書いたことと同様のことを記載するだけでOKです。
    ※寄附金の額は一部が「都道府県」及び「市区町村」の両方の欄に含まれることから、第一表と合計額は同じになりません。


    手順4:所得控除

    第二表の右半分では第一表と同様、所得から差し引かれる金額(所得控除)を計算します。
    上から、社会保険料控除配偶者控除扶養者控除などを記載していきます。数値は第一表と同様ですが、配偶者の氏名や生年月日を書く必要があります。

    配偶者控除扶養者控除については個人番号(マイナンバー)も必要となります。注意しましょう。

    最後に

    いかがだったでしょうか?
    サラリーマンであっても確定申告をすることで、所得控除や税額の控除を受けることができます。しかし、確定申告をしなければ受けられる控除も受けられず、結果損することになります。
    少々複雑で面倒ではありますが、確定申告は必ずしましょう!
    そして期限は平成29年2月16日(木)から同年3月15日(水)まで!お忘れなきよう。




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