Concur(コンカー)の評判や口コミは?特徴やメリットをまとめてみた!

経費精算システムを導入した経理の方でこんな経験をされた方がいらっしゃるかと思います。

・営業の方から「経費精算が面倒」や「部長が不在で承認が下りない、もう少し待ってほしい」などの要望や依頼を受けたことがある
・会計システムとの連携がうまくいかず、月初が残業確定で辛い
・経費精算のUIがわかりづらく、皆が結局小口現金で精算してしまう

経費精算システムは経理部員の救世主のはず・・・が、コストばかりを気にして安いパッケージシステムを導入してしまうと、上記のようなお悩みが出るのも事実です。

実際私も上場企業の経理として複数年勤務する中で、過去に安価かつ低機能な経費精算システムを導入した際に、経費データが会計システムに入ってこず、結局マクロでデータ加工したり、経費精算システム自体の使いづらさから月初の小口現金に営業人員が殺到するなど、大変な目にあったことがあります。

今回の記事では、経費精算システムでは最も有名な「Concur(コンカー)」のメリット・でメリットや口コミ・評判について経理目線で調査しました。

是非、この記事を読んで自社の経費精算の効率化に役立ててくださいね。

Concur(コンカー)とは

Concur(コンカー)は、アメリカに本社を置く、出張/経費精算システムメーカーの提供するシステムです。

現在では、経理部員が必ず一度は耳にすると言われている、「SAP」の子会社となり、SAPと連携することでさらなる生産性の向上を顧客に提供しています。

コンカーの6つのメリット

メリット① モバイルデバイスによる申請承認

コンカーデバイス

コンカーは、電子帳簿保存法対応も行なっているため、スマートフォンなどのモバイルデバイスによる申請及び承認を可能にしています。

従来型の経費精算システムを利用していると、帰社してPCを開け、ネット上で申請を行い、申請書を印刷して領収書を貼って・・・など煩雑な作業が出てくることがあります。営業人員にとっては、一番これが生産性を落とす行為ですし、経理部員としては税務調査などの対応のために、とてつもない量のドキュメントを管理することになります。

コンカーを利用すればそんな悩みも解決です。例えば、出先で得意先の接待をした場合であっても、その場で領収書を撮影し、スマートフォン上のコンカーアプリにて経費精算申請をすれば経費精算自体は完了です。また、上司もスマートフォン上で承認が出来ますので、タイムリーに精算が出来ます。

モバイル連携していない経費精算システムを使っていると、ここで一旦帰社して申請作業が待っているわけですから、営業担当者的にはかなり嬉しい機能です。また、経理は電子データを保管すればいいだけなので、日付順に申請書/領収書を並べ替えて・・・という憂鬱な作業が無くなりますので、生産性の向上への寄与は大きいと言えます。

メリット② icカード連携

コンカーIC

コンカーはicカードやスマートフォン・AppleWatch等のデバイス内のモバイルsuicaにも連携しています。

日本企業の経費精算の中で半数以上は旅費の精算であると言われており、これが最も面倒な精算内容でもあります。営業人員は毎月スケジュールを見ながら、検索サイト上で経路を検索・入力するという作業を行わなくてはなりません。

また、経理部員を一番悩ませるのが、定期区間の控除です。営業人員が入力した経路に対して、これは定期区間内だから申請書を出し直させてもう一回承認させて・・と金額インパクトが少ないにも関わらず面倒な作業が発生します。

コンカーを利用すれば、専用のデバイスにicカードをかざすだけで、自動的に毎月の出張旅費を記録し、さらに自動的に定期区間を控除してくれます。

メリット③ JAPAN TAXI、じゃらん等有名外部サービスとの連携

コンカータクシー

コンカーはuberJAPAN TAXIなどの配車サービスやじゃらんなどの大手旅行代理店とも連携しています。

例えば、JAPAN TAXIとの連携でいうと、営業人員はコーポレートカード登録のされたスマートフォンにてキャッシュレスで決済ができ、さらには出張先の移動データも自動的に連携が行われるため、営業人員はストレスフリーで往訪を行うことが出来ます。

また、移動区間が不明瞭なタクシー移動について、コンカーアプリを通じて移動データが連携されるため、従業員の不適切な経費精算申請に対する抑止にもなるので、ガバナンス面でも効果が期待できます。

メリット④ 経費規定の自動チェック

コンカーチェック

コンカーは申請内容について、事前に登録を行った経費規定と誤差があれば、営業人員に対しアラートを出してくれます

経理部員を悩ませる一つの要因としてガバナンスがありますね。例えば、出張時のホテル代はいくらまでと規定で決まっているにも関わらず、営業人員が多く申請してきたりしても、膨大な経費精算の中でその1件を目視で見つけ出すのは至難の技です。また、このような不正な申請は、最終的に会社全体のガバナンスを崩す原因にもなりかねません。

コンカーの自動経費規定チェック機能を用いれば、上記のような経理部員の負担はかなり軽減されます。

メリット⑤ 全社員の経費利用状況をシステム上でレポート出力

コンカーレポート

コンカーは経費精算だけではなく、使用した経費のレポートを作成出来るため、経理部の残業時間の要因の一つでもある、「管理会計」の側面からも利便性が高いシステムであると言えます。

経営者としては、全社でどのぐらい経費が増減しているのか知りたい、また、レポートから次月以降の予測をしたいなど多様なニーズがあると思います。それらのニーズに対して、エクセルやアクセスを用いて対応していては、経理部の負担は重くなるばかりです。

コンカーは全社員の経費利用状況を前月比や前年比でグラフ/レポート化して出力できるため、そのまま経営層への報告資料として使用することが出来ます。

また、経費使用先トップ10などの情報もすぐに出せるため、ガバナンスの観点から不正利用などのチェックにも使用することが出来ます。

メリット⑥ 上場企業を始めとした豊富な導入実績

コンカー導入

 

 

 

 

コンカーは現在世界44,000社以上で導入され、日本企業でも株式会社サイバーエージェントやコニカミノルタ株式会社、塩野義製薬株式会社など大手法人に導入されています。

経費精算システム導入時に、担当ベースでメリットを感じていても、上長としては、説明する際に導入実績や他社の動向が気になるというのが本音だと思います。

実際、私自身もあるシステムの導入に当たって、様々な観点から検討しメリット感を上長に伝えた際に、「でも導入実績見てみるとあまり有名な会社ないよね?大丈夫なの?」と指摘を受けたことがあります。

コンカーは現在、SAPの子会社であるかつ、上記のような有名企業にも導入されているため、説明の際の安心感はお墨付きですね。

コンカーの2つのデメリット

デメリット① カスタマイズの多さ

コンカーはグルーバルシステムであるとともに、多機能であることから、それがデメリットとなることがあります。

経費精算システム導入は一般的なパッケージシステム導入であっても、システム部門や経理部門にかなり負荷がかかる作業であると言えます。コンカーの場合、何でもシステム上で実現できる反面、機能ごとの要件定義や導入後の運用などをしっかりと考えなくてはいけません。

また、多機能であることから管理者側もコンカーの全ての機能を理解していないと、繁忙期にエラーが起こった場合に容易に対応できず、サポートセンターへ連絡し対応するなど手間が増えてしまう可能性もあります。

デメリット② レポート数課金

コンカーは一般的な経費精算システムが採用している月額課金とは違い、1レポートあたりいくら、という形で課金されます。

経費精算のシステム利用料などは管理会計上通常は固定費になるべき費用ですが、コンカーの場合、営業人員の出張や経費使用が多くなると変動するため変動費として考えなくてはなりません。

一応、「Concur Expense Standard」と「Concur Expense」で料金体系は別れているようですが、どちらもレポート数課金のためあまり変わりません。

月次ベースで次月以降の経費予測などをしっかりと行わなければいけない会社は注意が必要です。

コンカーの評判/口コミは?

ネット上の導入事例や口コミを見てみると

「常に最も優れたシステムを入れ、世界で統一した運用を行う当社にとって、Concur は、今後の改革に貢献すると思います」

 

「取引旅行代理店の一本化により実現した海外旅費の削減をさらに拡大するため、Concur Travel を導入しました。使い勝手もよく、利用者の大半から高評価を得ています」

 

非常にシンプルで、使い勝手も良いシステムなので、導入に際しても、一部の年配社員に対してレクチャーをした程度で、事前説明会は必要ありませんでした。社員からのクレームや問い合わせはほとんどないので、助かっています。(中略)誤記入や違反を予防する機能が組み込まれているので、安心感があります。」

引用元:https://www.concur.co.jp/casestudy/omron
引用元:https://www.concur.co.jp/casestudy/fast-Retailing
引用元:http://www.koutsuhi-adjustment.com/system/concur.html

などポジティブな意見が多かった一方で、

「出張申請や経費精算の項目が多く、訪問頻度の多いところはお気に入り登録できたりもう少し簡単にできるようにしてほしいです。」

 

ユーザーフレンドリーからはかけ離れていると思います。インプット項目の名称、画面推移などマニュアルなしに入力するのが困難なレベルです。」

引用元:https://www.itreview.jp/products/concur-expense/reviews

など、ネガティブな意見もありました。

コンカーを導入するのがオススメな企業は?

ここまでの情報をまとめると、

大手で社員数が多く、経費精算の手間をもっと削減したい

経費に関するコスト分析を容易に行いたい

全社的なガバナンスを強化したい

上記のニーズがある企業は、コンカーを導入することで、よりメリットを享受できるのではないでしょうか。

終わりに

自社の状況に合わせて、生産性や管理会計、内部統制など様々なメリットを取れるシステムを導入したいですね。本記事が導入検討時の一助になれば幸いです。

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