経理キャリア

経理が取るべき10の資格はこれ!転職・年収アップに必須です。

更新日:2026.02.04

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「経理の仕事をしてみたいけど、実務経験がなくて不安。」「経理として仕事をしてきたが、そろそろ転職をして、給料を上げたい。」そんなお悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?実は、転職を成功させたり、年収をあげたりする最も良い方法が「資格取得」です。

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結論から言うと、経理の資格は「目的」で選ぶのが最短です。未経験なら“会計の基礎を証明できる資格”、年収アップ目的なら“決算・税務・実務スキルに直結する資格”、外資・海外なら“英語+会計基準に強い資格”を優先すると、転職市場での評価につながりやすくなります。まずは以下の早見表で、自分の目的に合うルートを確認してください。

目的別:経理転職でおすすめの資格ルート早見表

目的まず取る(最短ルート)次に足す(差がつく)転職で刺さるポイント
未経験から経理に転職日商簿記2級給与計算検定/ビジネス会計検定「会計の基礎+入社後すぐ役立つ実務」をセットで説明しやすい
経理として転職・年収アップ簿記1級 または FASSPASS(実務の補強)/公認会計士(志向次第)決算・税務に近い領域と“実務の再現性”を示しやすい
外資・海外で働くU.S.CPA英語スコア(補助)/国際会計の学習(IFRS等)英語+会計基準の強みが明確になり、外資求人と相性が良い

結論:経理の資格は「目的」で選ぶのが最短です。未経験なら“会計の基礎を証明できる資格”、年収アップ目的なら“決算・税務・実務スキルに直結する資格”、外資・海外なら“英語+会計基準に強い資格”を優先すると、転職市場での評価につながりやすくなります。まずは以下の早見表で、自分の目的に合うルートを確認してください。

財務・経理系の仕事は特に資格が多く、専門知識が多く求められる仕事です。そのため、資格を取得することで、評価もあげることができるのです。本記事では、経理未経験の方から、経理として転職したい、外資や海外で経理として働きたいという方へ向けておすすめの資格を紹介します。

表:経理転職で役立つ資格10選の比較(目的・難易度・学習期間の目安)

資格目的適合難易度(目安)学習期間(目安)転職で刺さるポイント
日商簿記2級未経験3〜6ヶ月会計の基礎を説明できる
給与計算検定未経験低〜中1〜3ヶ月入社後すぐの実務に直結
ビジネス会計検定未経験低〜中1〜3ヶ月財務三表の読み解きに強い
FP未経験低〜中3〜6ヶ月お金の全体像+説明力
MOS未経験1〜2ヶ月エクセル等の業務速度を示せる
簿記1級年収アップ半年〜1年高度会計+転職市場で強い
FASS年収アップ3〜6ヶ月“実務スキル”の客観評価
PASS年収アップ1ヶ月経理実務の速習・標準スキル
公認会計士年収アップ1年以上監査・会計の国家資格
U.S.CPA外資/海外1〜2年英語+会計基準+国際評価

未経験から経理の仕事をするために必須4+1つの資格

未経験から経理を目指す場合は、「会計の基礎を説明できること」と「入社後すぐ役立つ実務スキルがあること」をセットで示すのがコツです。この章では、転職で評価されやすい順に、資格を4つに絞って紹介します。

未経験から経理になるために、取得をおすすめする資格は簿記2級です。簿記2級は知名度も高く、また基本的な会計知識が備わっていることの証明になります。未経験であれば、採用担当はあなたが本当に経理の仕事をやりたいのかがわかりません。資格を取得しておくと熱意や基礎知識があることを大きくアピールすることができます。

資格を取る以前に、そもそも経理が担う業務範囲(財務会計・管理会計・決算など)を押さえておくと、面接で「なぜその資格が必要か」を説明しやすくなりますので、以下の記事も参考にしてください。

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日商簿記2級

財務諸表を読む力や会計知識を身につけることができます。知名度も高く、また実務レベルでも役立つためコスパの良い資格です。

  • おすすめ度 ★★★★★
  • 難易度 ★★★★
  • 受験料:5,500円(税込)
  • 取得までの期間:2ヶ月〜半年
  • かかる費用:10~20万円(スクール通学の場合)
  • 取得するメリット:経理業務において必要な基礎的な知識を得られる

会社で日々発生する取引を帳簿に正しく記帳したり計算をして、財産、資産、負債の増減を確認するために簿記があります。日商簿記検定には、初級及び3級から1級までありますが、企業の現場で使える技能が身につきやすいのは2級と言われています。

1級になると、難易度も高く、また実務上必要のない知識も多く含まれています。一般的に、中途採用で企業に評価されやすいのは、2級以上と言われています。簿記3級は非常に初歩的なレベルのため、あまり評価されることがありません。

給与計算検定

給与計算に関するスキルを測る資格です。会社で必ず行う給与計算の基本から、給与計算に関わる社会保険、労働に関する法律、税務知識を学ぶことができる資格です。内閣府認定の一般財団法人職業機能振興会が主催する資格になり、2年ごとの資格更新手続きがあります。

  • おすすめ度 ★★★
  • 難易度 ★★
  • 受験料:8000円
  • 取得までの期間 1~3ヶ月
  • かかる費用 2万円ほど(Web講座)

ビジネス会計検定

ビジネスマンに必要な「会計」の基本的な知識が身につきます。特に、財務諸表を理解することができ、企業の実態を会計的な目線から分析することができます。

  • おすすめ度 ★★★
  • 難易度 ★
  • 受験料:2級/8,800円
  • 取得までの期間 1ヶ月〜3ヶ月
  • かかる費用 5万円(スクール講座の場合)

ファイナンシャルプランナー

経理業務に限らず日常生活で役立つお金の知識を学べる資格です。税金、投資、住宅ローン、不動産、教育、老後、相続まで、生活の中で使える知識が身につきます。主に、自己啓発や自らの学びのために取得する資格と言えます。

  • おすすめ度 ★★★
  • 難易度 ★
  • 受験料:2級/11,700円(非課税)
  • 取得までの期間 3~6ヶ月
  • かかる費用 10万円

【参考】MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

ワード、エクセル、パワーポイントなど経理の日常業務で必ず利用するオフィスソフトのスキルを問う資格です。ソフトのバージョン別、レベル別で多くの種類の試験があります。国際的にも知られている資格になる上、自らの業務の効率化にも繋がります。

なお、「経理に向いているか不安」という方は、仕事内容のリアルと適性の観点を先に確認しておくと、資格学習の優先順位も決めやすくなります。

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経理として転職したいときに役立つ4つの資格|年収アップも!

年収アップを狙うなら、評価されやすいのは「決算・税務に近い領域」と「実務を回せる再現性」です。この章では、肩書きとして強い資格だけでなく、現場で効く実務スキルまで含めて4つに絞ります。

簿記1級

会計に関して極めて高度なレベルの知識(商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算など)を習得し、企業会計関連の法律・規則を踏まえて経営管理・経営分析ができる簿記の最上位資格です。

  • おすすめ度 ★★★★★
  • 難易度:★★★★★
  • 受験料:8,800円(税込)
  • 取得までの期間:半年〜1年
  • かかる費用:20万円(スクール通学の場合)
  • 取得するメリット:転職市場で高い評価を受ける

簿記1級では、非常に専門的な工業簿記および経営管理や分析の知識が求められます。実務レベルではなかなか使うことも少ないかと思いますが、簿記1級ホルダーということで転職市場では高く評価されます。また、簿記1級でも知らない知識は他の人も知らないため、知識量で劣るということが起きません。

FASS検定

FASS(Finance Accounting Skill Standard)は経理・財務部門の日常業務で求められる”実務スキル”を問う試験です。

  • おすすめ度 ★★★
  • 難易度:★★★
  • 受験料:11,000円(税込)
  • 取得までの期間:3ヶ月〜6ヶ月
  • かかる費用:5-6万円
  • 取得するメリット:経理業務で必要な実務スキルを高めることができる

日商簿記などの資格との違いは、より実務レベルのスキルが問われるということです。出題範囲は、「資産」「決算」「税務」「資金」の4分野にわたり、簿記より出題範囲が広いです。伊藤忠商事や全日空商事、日産自動車など有名企業が導入していることでも知られています。

そのため、FASSを取得すると、実務レベルでも仕事ができると評価されます。企業からの評価も高まっており、人材採用において活用する企業も増えています。

経理事務パスポート検定(PASS)

PASSは日本CFO協会とパソナが共同で開発した資格で、経理の業務標準として定着した経済産業省「経理・財務サービススキルスタンダード」に準拠しています。実務で役立つ知識・スキルが重視される資格です。

  • おすすめ度 ★★
  • 難易度:★★★
  • 受験料:1級・認定試験のみの場合/4,950円(税込)
  • 取得までの期間:1ヶ月
  • かかる費用:8,800円(e-learning 講座)
  • 取得するメリット:現場で必要な知識を手早くキャッチアップできる

試験はレベルによって3段階に分かれています。3級は、経理業務を初めて行う人向け、2級は、請求、支払、経費の取引や仕分などを理解し、通常の経理・財務業務ができるレベル。1級は日常的な取引に関する事務処理、月次決算などの毎月発生する業務などを行えて、一連処理が行えるレベルとなっています。

公認会計士

公認会計士は企業の財務諸表が適切に表示されているかを専門的な立場でアドバイスすることができる国家資格です。

  • おすすめ度 ★★
  • 難易度 ★★★★★
  • 受験料:19,500円(税別)
  • 取得までの期間:1年〜数年間
  • かかる費用:30~50万円(予備校利用の場合)
  • 取得するメリット:社会的信用力がつく、独立できる

年収アップにつなげるには、「資格名」だけでなく何ができるかをセットで言語化するのが重要です。職務経歴書では、①月次/年次決算の担当範囲、②税務(消費税/法人税等)の関与度、③業務改善(エクセル集計・自動化・チェック体制)を、数字(処理件数・短縮時間・ミス削減など)で書けると評価されやすくなります。資格は、その実務の裏付けとして使うのが最も効果的です。

併せて、面接で評価されやすいキャリアの組み立て方(短期・中期・長期の言い方)も整理しておくと、資格の価値を“転職の成果”に変換しやすくなります。

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国際基準の経理を目指したい人へおすすめ資格

外資・海外で評価されるのは、「英語」だけではなく、会計基準(IFRS/USGAAP等)を扱えること実務で使えることです。この章では、その条件を満たしやすい資格を2つに絞って整理します。

米国公認会計士(U.S.CPA)

米国各州が認定する公認会計士資格であり、別名US・CPAとも呼ばれます。日本の公認会計士と比べて取得の難易度は低いと考えられています。

  • おすすめ度 ★★★
  • 難易度:★★★★★
  • 受験資格:4年制大学卒の学位である「学士号」を取得していること、大学や短大で会計やビジネスに関する単位を取得していること
  • 取得までの期間:1年〜2年
  • かかる費用:100万円〜200万円(通学の場合)
  • 取得するメリット:国内および海外の転職市場で高い評価を受ける

USCPAでは、日本とは異なる国際会計基準(IFRS)や米国会計基準(USGAAP)の知識が求められます。当然、試験はすべて英語のため、基礎的な英語力に加えて専門用語の知識も必要になります。取得までの期間、費用を考えても取得までのハードルは高いと言えます。海外との取引が多い企業や外資系企業では特に重宝される資格でしょう。

また、国際的にも知名度が高い資格ですので、海外の企業の財務部門や会計事務所への転職にも役立つでしょう。文字通り、どんな国でも働くことができるようになり、グローバルに働きたい人へぴったりの資格と言えます。

外資・海外で評価されやすい“補助線”(英語・国際会計の学習)

外資系や海外案件に関わる経理では、資格名だけでなく「英語で会計を扱えること」と「国際会計(IFRSなど)の前提を理解していること」をセットで示せると、実務での再現性が伝わりやすくなります。U.S.CPAを目指す場合も、学習の土台として次の2点を先に整えておくとスムーズです。

  • 英語:会計の専門用語を含めて、英文の財務関連資料を読める状態を作る(目安として英語スコア等で補助線を引く)
  • 国際会計(IFRSなど):主要論点(売上認識、リース、金融商品など)を「概要 → 実務での影響」の順で押さえる

ポイント】採用側が見ているのは「資格の数」よりも、配属後に英語・会計基準の前提を踏まえて業務を進められるかどうかです。職務経歴書では、英語で扱った資料や業務(メール、レポート、海外子会社対応など)があれば具体例を添えて記載すると効果的です。

よくある質問(FAQ)

経理の転職で資格を検討する際に、よくある疑問をまとめました。結論だけ先に知りたい方は、該当のQ&Aから確認してください。

Q1. 経理に転職するのに資格は必須ですか?

A. 必須ではありません。ただし未経験の場合は、会計の基礎を客観的に示せるため、日商簿記2級などの資格があると書類選考・面接で説明が通りやすくなります。

Q2. 未経験なら、まず何から取るべきですか?

A. 迷ったら日商簿記2級が最優先です。次に、入社後すぐ使う実務(給与計算やエクセルなど)を補うと、“即戦力寄り”の印象を作りやすくなります。

Q3. 年収アップ目的なら、簿記1級とFASSはどちらが有利ですか?

A. “肩書きの強さ”を重視するなら簿記1級、“実務の再現性(どこまで回せるか)”を示すならFASSが効きます。狙う求人(決算・税務寄り/オペレーション寄り)に合わせて選ぶのが合理的です。

Q4. PASSは転職で評価されますか?

A. 大きな資格で差を付けるというより、経理実務の基礎を短期間で固めたい人に向きます。未経験〜経験が浅い場合の“立ち上がりの速さ”を示す補助として使えます。

Q5. 外資・海外ならU.S.CPAだけで十分ですか?

A. U.S.CPAは強力ですが、英語で会計基準を扱う前提になります。準備としてBATICを挟む、英語スコアで補助線を引くなど、“運用面”まで揃えると現実的です。

Q6. 資格取得と転職活動は、どちらを先に進めるべきですか?

A. 未経験なら「簿記2級→応募」が無難です。経験者は、応募先の業務(決算・税務・開示など)に合わせて“足りない要件を補う資格”を後追いで足す順が最短になりやすいです。

Q7. 勉強時間が取れない場合、何を優先すべきですか?

A. まず“目的に直結する1つ”に絞るのが効率的です。次に業務で使うエクセル等の時短スキルを足すと、資格の数を増やすより転職で説明しやすくなるケースがあります。

まとめ

本記事では、経理や財務部門で働いている方、これから働きたい方、転職を考えている方へ向けて役立つ資格をご紹介いたしました。ご参考になれば幸いです。

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