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請求書処理の自動化・効率化アイデア3つ|サービス10選

更新日:2026.10.09

この記事は約 12 分で読めます。

請求書処理_自動化

受け取った請求書の処理は面倒な業務の一つであり、「自動化して少しでも楽にしたい」「ケアレスミスをなくして効率化したい」と考える企業が多いと思われます。

→ダウンロード:請求書電子化で「ミスなく」月次決算を実現できる理由とは?3つのメリットをご紹介

そこで本記事では、請求書処理における課題を経理業務のフローに沿って触れた後に、請求書処理を効率化するためのアイデアを説明します。

記事後半では、請求書処理を自動化できるサービスもご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

請求書の基礎知識については「請求書の書き方を見本で解説【失敗しない書き方・送り方】」を参考にしてみてください。

※TOKIUMブログは、請求書受領AIエージェント「TOKIUMインボイス」を提供する株式会社TOKIUMが運営しています。

請求書処理の自動化とは?発行と受領で分けて整理する

請求書処理は、取引先から受け取る「受領」と、自社から取引先に送る「発行」の2つに分かれます。どちらを自動化したいのかによって、選ぶ手段も進め方も変わるため、最初に切り分けて考えておきましょう。

受領側の業務フローと自動化できる範囲

受領側は、請求書を受け取る、内容を確認してデータ化する、社内で申請・承認する、支払う、原本や電子データを保存する、という流れで進みます。このうち自動化しやすいのは、データ化と申請・承認、会計システムへの連携です。受け取り方が郵送・メール・Webダウンロードに分かれている場合は、受け取りそのものを外部に任せる方法もあります。

発行側の業務フローと自動化できる範囲

発行側は、請求データを作成する、社内で承認する、取引先に送付する、入金を確認して消し込む、という流れです。自動化しやすいのは、販売管理システムや会計システムからのデータ連携による作成、送付、入金データとの突合です。取引先ごとに送付方法が異なる場合は、送付の手段をどこまで集約できるかが分かれ目になります。

本記事で扱う範囲と、発行側を検討する場合

本記事では、受け取った請求書の処理、つまり受領側の自動化を扱います。発行側もあわせて検討したい場合は、電子請求書システムや請求書のペーパーレス化の記事もご覧ください。

請求書支払いにおける受領~承認を電子化する3つのメリットとは?

請求書処理・支払業務における自動化・効率化につながる課題とは?

まずは、請求書の処理フローに沿って、請求書処理における自動化・効率化につながる課題を整理していきます。

1.請求書受領における課題

請求書の受領は基本的に購買部門が行います。

作業としては、まず社内に届いた請求書を一箇所に取りまとめることから始まります。紙の請求書の場合は封筒を開封して請求書を整理し、電子メールやWebサービスで届いたPDFは電子データのまま整理する必要があります。請求書の送付方法に決まりはないため、購買部門の担当者は多様な受領形式に対応せざるを得ません。

請求書の電子管理を進めている企業の場合、紙の請求書はスマートフォンやコピー機等でスキャンし、画像化するという工程がさらに加わり、業務がより煩雑化するでしょう。

【電子帳簿保存法に関するお役立ち記事】
電子帳簿保存法を図解でわかりやすく解説!対象書類や改正後の変更点についても紹介

2.申請〜承認における課題

購買部門の担当者が作成した支払依頼書が経理部門、財務部門へと回されることで、最終的に支払が承認されます。

紙面にハンコを押して承認プロセスが進む企業が多いですが、その場合、承認者の不在時に承認が滞ってしまいます。その結果、経理部門が請求内容を会計システムに起票する作業や、財務部門が銀行振込する作業が遅延する可能性があります。

3.データ入力〜会計システム連携における課題

購買部門から回ってきた支払依頼書と請求書原本を元に、経理担当が請求書内容をデータ化し、取引を起票します。

経理担当の神経をすり減らす業務の代表格は、請求書内容の確認とデータ入力です。回ってきた支払依頼書の記載内容が請求書原本と同じかどうかを見比べた上で、エクセルや会計システムにデータ入力する必要があります。同時に、自身が入力した内容に誤りがないかを疑い続けなければならない点は、心理的な負担と言えるでしょう。

また、会計システム連携の際に、予めエクセル等で仕訳データを整形した上で、CSVファイルを取り込む方式を採用している企業が一定数あるかと思われます。しかし、CSVファイルは会計システムが指定するフォーマットに合わせる必要があるため、エラーが生じるリスクがあります。

4.請求書原本の保管における課題

国税関係書類にあたる請求書は、法人では原則として7年間の保管が必要です(確定申告書の提出期限の翌日から起算)。ただし、青色申告書を提出した事業年度で欠損金額が生じた事業年度などは10年間となります。また、2022年1月施行の電子帳簿保存法改正により、メールやWebでやり取りした電子取引の取引情報は、電子データのまま保存することが原則となりました。

したがって、請求書の管理の方法は以下の2パターンとなります。

紙の請求書は原本保管、電子請求書は電子保存する

紙の請求書は要件を満たした上でスキャンデータとして電子保存し、電子請求書はそのまま電子保存する

現状、1.の方法で原本保管を行う企業が多いと思いますが、紙と電子の二重管理は非効率ですし、請求書の検索性が悪いという課題があります。電子で受け取った請求書を紙に出力して保管している場合は、電子データでの保存への切り替えを検討しましょう。なお、原則的な保存ルールへの対応が間に合わない場合には、猶予措置が設けられています。所轄の税務署長に相当の理由があると認められることが前提です。そのうえで、税務調査の際にデータのダウンロードの求めと、出力した書面の提示・提出の求めに応じられるときは、電子取引のデータを保存しておくだけで足ります。事前の届出は不要です。

【請求書の保存期間に関するお役立ち記事】
請求書の保存期間は?最新法改正から保管の注意点まで解説

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請求書処理を自動化するメリット

請求書処理を自動化すると、経理担当者の作業がどう変わるのかを4つの観点で整理します。

転記と確認の作業時間を減らせる

請求書に書かれた金額や取引先名を目で見て入力する作業がなくなると、1枚あたりにかかる時間が短くなります。月末月初に処理が集中する企業ほど、短縮できる時間の総量は大きくなります。

入力ミス・支払漏れを防ぎやすくなる

手入力がなくなれば、桁の打ち間違いや取引先の取り違えといったミスの起点が減ります。申請と承認の状況がシステム上で見えるようになるため、承認が止まったまま支払期日が近づいている、といった状況にも気づきやすくなります。

出社しなくても処理を進められる

紙の請求書を受け取って押印する運用が残っていると、処理のために出社が必要になります。受領とデータ化、申請と承認をオンラインで完結できれば、場所を選ばずに請求書処理を進められます。

紙の保管にかかる手間と場所を減らせる

電子で受け取った請求書を電子のまま保存できれば、印刷やファイリング、保管場所の確保が不要になります。あとから内容を確認したいときも、日付や取引先名で検索して取り出せます。

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請求書処理を効率化するためのアイデア3つ

ここでは、請求書処理を効率化するための具体的なアイデア3つを紹介します。

1.請求書の受領とデータ転記を自動化する

1つ目は、請求書処理に特化したサービスを利用し、データ転記を自動化、効率化するというアイデアです。

請求書を電子データのまま授受できる仕組みを使えば、受け取った側でデータを転記する必要がなくなります。取引先にその仕組みでの送付を依頼する方法と、届いた請求書の受領そのものをベンダーに任せる方法があり、どちらを選ぶかで社内と取引先の手間の分かれ方が変わります。

また、届いた請求書を自社で受け取ったうえで、データ化の部分だけを自動化する方法もあります。受領のしかたを変えずに始められるため、まずはデータ入力の負担から減らしたい場合に検討できます。

2.申請と承認をシステム化する

2つ目は、ワークフローシステムを利用し、申請と承認を効率化するというアイデアです。

購買担当が支払依頼書を作成→購買部門長の押印→経理部が仕訳を起票→財務部が支払承認をするという紙ベースでの依頼作業を電子化することにより、業務効率化が可能です。金額や部署に応じた詳細な承認フローであっても、基本的に対応可能なため、検討してみるとよいでしょう。

また、後述する請求書受領サービスの多くはワークフロー機能が付随しているため、ワークフロー機能付きの請求書受領サービスを利用する、という選択肢もあります。

3.支払消込をエクセル等で自動化する

3つ目は、会計システムと銀行口座を目視で比べて消し込むのではなく、エクセルに出力して自動突合するというアイデアです。自動消込ツールを導入する前に、エクセルやスプレッドシートで簡易的に効率化することが可能です。

支払管理表と銀行口座の出金データをエクセル等に出力し、金額を検索対象としてVLOOKUP関数などを用いると自動で突合が可能です。このように、システムを入れなくても効率化できる部分はあります。

請求書処理の自動化で押さえておきたい法令

請求書は税務に関わる書類のため、自動化にあたっては保存や記載事項のルールを満たす必要があります。ここでは関係の深い3つを整理します。

電子帳簿保存法

国税関係の帳簿や書類を電子データで保存する場合のルールを定めた法律です。保存の方法は「電子帳簿・電子書類」「スキャナ保存」「電子取引」の3つに分かれます。メールやインターネットを介してやり取りした請求書は、「電子取引」として電子データのまま保存することが原則です。導入するサービスがこの要件を満たしているかは、選定時に確認しておきましょう。

インボイス制度

仕入税額控除を受けるために、原則として一定の事項を記載した帳簿と適格請求書(インボイス)の両方を保存することが必要になる制度です。受領側では、届いた請求書が適格請求書の記載事項を満たしているか、発行した事業者が登録を受けているかを確認する作業が発生します。登録番号の照合まで自動化できるかはサービスによって異なるため、確認しておくとよいでしょう。

e-文書法

正式には「民間事業者等が行う書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律」(平成16年法律第149号)といい、法令で保存が義務づけられている書面を電子データで保存できるようにした法律です。国税関係書類については電子帳簿保存法が具体的な要件を定めているため、請求書の保存方法を検討する際は電子帳簿保存法の要件を確認することになります。

請求書処理を効率化・自動化するサービスとは

以上で挙げたような課題を解決するのが、請求書受領サービスです。2020年から始まったコロナ禍でニーズが強まった領域のサービスであり、まだ聞き馴染みがない方も多いでしょう。

請求書受領サービスを利用すると具体的にどんなことができるのか、どんなサービスがあるかについては、下記のガイドブックでも解説しています。請求書処理を効率化したいという方はぜひご覧ください。

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請求書処理を効率化・自動化するサービスを比較する際のポイント6つ

各サービスの紹介に入る前に、ここではサービス比較の際に注目すべき6つのポイントを説明します。

1.請求書の受領とデータ化をどこまで任せられるか

サービスによって、どこまでの業務を任せられるかは異なります。届いた請求書を自社で受け取り、データ化の部分だけを任せる使い方もあれば、紙の請求書の受領・開封・スキャンまで任せる使い方もあります。さらに、原本の保管や取引先への送付先変更の連絡まで任せられるサービスもあります。

まずは自社の請求書の受領形式(郵送・メール・Webダウンロード)と件数を整理しましょう。そのうえで「受領」「データ化」「原本の保管」のどこまでを任せたいかを先に決めておくと、サービスを絞り込みやすくなります。

※データ化の速さと精度は、請求書の大きさや形式、記載の状態に左右されます。公式サイトに掲載されている数値は成立条件とあわせて確認し、自社の書類で試せる場合はトライアルで確かめておくと確実です。

2.オンラインで申請と承認ができるか

購買担当が支払依頼書を作成→購買部門長の押印→経理部が仕訳を起票→財務部が支払承認というような、既存の承認フローがシステム上で再現できるかは確認必須です。サンプル画面を見せてもらったり、トライアルを活用したりして、導入前後でギャップが生まれないようにしましょう。

3.データ整形の手間なく定期的に会計システムに取り込めるか

会計との連携方法については、APIを介して直接情報を連携する方法と、CSVファイルを出力し、会計システムに取り込む方法の2つがあります。

API連携のメリットは、経理担当者がデータを直接触ることなく、定期的に会計システムへデータを出力できる点です。

CSVファイルでの連携の場合は、手動で取り込む必要があります。一方で、サービス導入時にファイル形式を自社の会計システム仕様にカスタマイズし、データの整形がそもそも不要な状態で利用できるサービスの場合は、手間は比較的少ないと言えるでしょう。

公式サイトに連携先の一覧を掲載しているサービスもあります。一覧に自社のシステムが見当たらない場合は、対応していないと判断せずに各社へ問い合わせてみるとよいでしょう。

4.請求書原本の保管が不要になるか

請求書の受領枚数が多く、ファイリングが手間に感じている場合は、請求書の保管を代行してくれるサービスを選択肢に入れましょう。

原本の保管代行は、受領代行とセットになる場合が多いです。受領代行とあわせて利用すると、社内に届く請求書の枚数そのものを減らすことができます。

【請求書のファイリングに関するお役立ち記事】
請求書のファイリング方法を徹底解説!

5.導入時の設定や取引先への連絡をサポートしてもらえるか

どんなに便利なサービスも、使いこなせないと意味がありません。特に着目すべきは、システム初期設定のサポート、取引先への送付先変更依頼の代行の2点です。

なお、基本的にはどのサービスにおいてもメール・電話対応などの窓口は用意されています。

請求書受領サービスを便利に使うためには、従業員情報を用意した上で承認フローの条件分岐を組むこと、会計システムに直接取り込めるフォーマットで仕訳データを出力できるように設定することが必要です。特に従業員が多く、複雑な承認フローを持つ企業の場合は、自身で設定する難易度は高いといえるでしょう。

また、受領代行を利用する場合は、取引先に請求書の送付先を変更してもらう連絡が必要になります。企業規模に応じて取引先数は増えていくため、この連絡を代行してもらえるかもあわせて確認しておきましょう。

6.受領とデータ化のあとの業務まで自動化したいか

請求書は、受領とデータ化のあとにも仕訳入力・支払処理・照合といった業務が続きます。データ化した内容から仕訳を自動で起票できるか、発注書・納品書・稟議との突合を自動化できるか、どこまでをAIに任せてどこを人が確認する運用になるかは、サービスによって異なります。

受領とデータ化だけを自動化したいのか、そのあとの業務まで任せたいのかによって、選ぶべきサービスは変わります。自社に残したい業務と手放したい業務を先に整理しておきましょう。

請求書支払いにおける受領~承認を電子化する3つのメリットとは?

請求書処理を効率化・自動化する10サービス

請求書処理を効率化するサービスを10件紹介します。各サービスの特徴は、各社の公式サイトで紹介されている特徴・強み・メリットをもとに3つずつ整理しました。

※以下の記載は、各サービスの公式サイトの情報(各サービスの出典に記載した最終確認日時点)をもとにまとめています。弊社にて確認することができなかった機能・仕様は「要確認」と記載しています。万が一弊社による確認に誤り等がある可能性がありますので、必要に応じて公式サイト等をご確認ください。

TOKIUMインボイス(株式会社TOKIUM)

TOKIUMインボイスは、請求書の受領からデータ化に加えて、明細や仕訳の入力、発注書・納品書・稟議との照合までAIが代行する請求書受領AIエージェントです。

紙・PDF・Webの請求書の受領を任せられる

紙やPDF、Webサイトからのダウンロードなど、形式を問わず請求書の受領を代行します。ダウンロードに対応するサイトは1,080以上あり、電子化の漏れを防ぐことができます。

明細と仕訳の入力をAIに任せられる

データ化した請求書の明細や仕訳は、AIが自動で入力します。使うほど自社の請求書を学習していく仕組みのため、運用しながら入力の精度を高めることができます。

請求照合の目視確認を減らせる

請求書と発注書・納品書・稟議との照合をAIが担います。半角・全角などの表記ゆれもAIが判断するため、目視での確認作業を減らすことができます。

出典:TOKIUMインボイス 公式サイト(最終確認日:2026年9月29日)

Bill One請求書受領(Sansan株式会社)

Bill One請求書受領は、あらゆる請求書の受け取りを代行して正確にデータ化し、「請求書業務のプロセスに『なくせる』をつくる」とするクラウド請求書受領サービスです。

請求書を形式によらずオンラインで受け取れる

請求書の受け取りはBill Oneが代わりに行い、受け取った請求書は正確にデータ化されたうえで、クラウドでまとめて管理できます。

起票をAIが自動化する

請求書の明細を項目ごとに整理したデータに変換し、起票データを学習したAIが起票の内容を自動で入力します。

独自開発の照合ロジックによるAIの自動照合

請求書の明細をデータとして整理し、Sansanが自社で開発した照合の仕組みを使って、総額と明細の両方の単位で自動的に照合します。

出典:Bill One請求書受領 公式サイト(最終確認日:2026年9月29日)

invox受取請求書(株式会社invox)

invox受取請求書は、受け取った請求書のデータ入力や支払、仕訳の計上をまとめて自動化するクラウドサービスです。請求書がどのような形式で届いても扱えるとしています。

届き方を問わず請求書をデータ化できる

郵送で届く紙の請求書、メールに添付されたPDF、電子インボイスなど、届き方を問わずデータ化できます。紙で届いた請求書は、スキャナや複合機からメールで送って取り込めるほか、受け取りから開封・スキャンまでを代行するサービスも用意されています。

急ぎか精度かで読み取り方式を選べる

処理を急ぐ場面ではAI OCRだけで進め、読み取りの確からしさを重視する場面ではオペレータの確認を挟む、という使い分けができます。案件の性質に応じて運用を変えられます。

スキャナ保存と電子取引の両方に対応する

電子帳簿保存法の保存区分のうち、スキャナ保存制度と電子取引情報の保存の双方に対応しています。登録番号を読み取って国税庁のシステムで照合する仕組みも備えています。

出典:invox受取請求書 公式サイト(最終確認日:2026年9月29日)

バクラク請求書受取(株式会社LayerX)

バクラク請求書受取は、請求書の受領・データ化から、支払申請の作成と一次承認、仕訳の作成とチェック、コスト削減の提案までを自動化する請求書受領システムです。

受け取った請求書の取得とデータ化を任せられる

紙で届くもの、メールで届くもの、Webサイトからダウンロードするものと、届き方の異なる請求書を自動で集めてデータにし、アップロードのための出社や手作業を減らします。

請求書のデータから支払申請を作成できる

請求書のデータをもとに支払申請が自動で作られ、一次承認まで自動で進みます。支払期日や口座の変更といった見落としやすい点もAIが処理するため、担当者は最後の確認をするだけで済みます。

仕訳の作成と確認をAIに任せられる

仕訳を起こす作業から、その内容の点検までをAIが自動で行います。担当者は、確認が必要な仕訳に絞って見直せます。

出典:バクラク請求書受取 公式サイト(最終確認日:2026年9月29日)

請求書仕訳支援クラウド(鈴与株式会社)

請求書仕訳支援クラウドは、請求書や明細などの特定の書類に絞って処理を自動化するサービスです。購入した商品の内容から勘定科目や税区分などをAIが推し量ります。

マウス操作で設定でき、次からは自動で見分ける

読み取りの設定は、マウスで操作するだけで行えます。一度設定を済ませれば、次からはシステムが自動で見分けます。

書類に載っていない項目もAIが補って判定できる

会社ごとに決めている処理のルールがあっても、データを使える形に整えてからAIが推論にかけるため、帳票に書かれていない情報まで判定できます。

書類の区分を選ばずにアップロードできる

書類を取り込む際に、その都度どの区分の書類かを指定しなくて済むため、アップロードの手間を抑えられます。

出典:請求書仕訳支援クラウド 公式サイト(最終確認日:2026年9月29日)

スマートOCR(株式会社インフォディオ)

スマートOCRは、帳票の読み取りから入力までの作業を自動にするAI-OCRのプラットフォームです。請求書や注文書、申込書のように書式が一定でない帳票や、手書きの文字も読み取れます。

独自の画像補正とAIで文字を読み取れる

画像データに写った文字を、同社独自の画像補正の技術とAIによって読み取ります。

書式がそろわない帳票からもデータを取り出せる

帳票ごとに書式が違っていても、その違いに合わせてデータを抜き出せます。

読み取る場所を指定しなくてもデータを取り出せる

どこを読み取るかを帳票ごとにあらかじめ指定しておかなくても、書式の異なる帳票から共通の方法でデータを取り出せます。

出典:スマートOCR 公式サイト/スマートOCR 製品特長・機能ページ(最終確認日:2026年9月29日)

RICOH 受領請求書サービス(リコージャパン株式会社)

RICOH 受領請求書サービスは、請求書を受け取ってから処理し、保存するまでの一連の業務をまとめて支援するサービスです。電子帳簿保存法の改正やインボイス制度にも対応できるとしています。

手書きでも活字でもデータ化できる

リコー独自のAI-OCRにより、請求書や領収書をその場でデータにできます。書式がさまざまでも、手書きの文字でも読み取れます。

受領の代行と入力の代行を組み合わせられる

請求書はオンラインで受け取れるほか、受け取りや入力を代行してもらうこともでき、いずれの場合もデータにしたうえで支払と仕訳計上の作業を効率化します。

請求書の届き方に合わせて機器やクラウドを提案してもらえる

請求書の届き方は業務の進め方や取引先によって異なるとし、機器(デバイス)からクラウドサービスまでをまとめて提案・サポートするとしています。

出典:RICOH 受領請求書サービス 公式サイト(最終確認日:2026年9月29日)

マネーフォワード クラウド債務支払(株式会社マネーフォワード)

マネーフォワード クラウド債務支払は、請求書の受領から支払依頼の承認、会計ソフトとの連携までを扱う債務管理システムです。購買の稟議から支払までを一連の流れとして管理します。

請求書の受け取り経路を複数用意できる

専用のアップロードページやメールの自動取り込みなど、受け取りの経路が複数用意されています。取引先ごとに届き方が異なる場合も、電子化の入り口をまとめやすくなります。

請求書の項目をAI-OCRで読み取れる

請求書に記載された項目はAI-OCRが読み取るため、担当者が手で打ち込む作業が減り、打ち間違いも起こりにくくなります。

発注や購買の申請もまとめて扱える

支払申請だけでなく、発注や購買の申請も1つのシステムで処理できます。振込の依頼は、銀行とAPIでつながる仕組みを通じて行えます。

出典:マネーフォワード クラウド債務支払 公式サイト(最終確認日:2026年9月29日)

BtoBプラットフォーム 請求書(株式会社インフォマート)

BtoBプラットフォーム 請求書は、請求書の発行と受取の双方に対応するクラウド請求書システムです。受取側では、紙やPDFで届く請求書もデータ化し、承認や会計連携までつなげられます。

請求データをそのままやり取りできる

発行側と受取側がプラットフォーム上で請求データを直接やり取りするDtoD方式のため、業務の標準化と属人化の解消につなげられます。

紙やPDFで届いた請求書もAI-OCRでデータ化できる

紙やPDFで届いた請求書はAI-OCRで読み取ってデータにでき、取引先からデジタルで届く請求書もそのまま受け取れます。

発行と受取を1つのシステムで扱える

請求書を送る側と受け取る側の業務を同じシステムでまかなえ、扱える請求書の形式や帳票の種類も幅広いとしています。

出典:BtoBプラットフォーム 請求書 公式サイト/BtoBプラットフォーム 請求書 受領機能一覧ページ(最終確認日:2026年9月29日)

e-メイサイプロ(株式会社シスプロ)

e-メイサイプロは、請求書を送る業務と受け取る業務、さらに入金の管理まで、手間のかかる作業を大きく減らせるとしているサービスです。

発行と受取をクラウド上でまとめられる

請求書をクラウドでやり取りするため、紙の請求書を封筒に入れて郵送する作業や、それにかかる人件費を減らせ、請求書の管理も楽になるとしています。

電子帳簿保存法に対応している

請求書は電子データとして保存されるので、紙を保管しておく場所を用意する必要がなく、以前の請求書もさかのぼって確認できます。

社内の承認手順に合わせて設定できる

請求書を発行する側でも受け取る側でも、社内で決めている承認の手順に沿って承認の仕組みを組み込めます。

出典:e-メイサイプロ 公式サイト/e-メイサイプロ サービス紹介ページ(最終確認日:2026年9月29日)

TOKIUMの導入事例

参考として、TOKIUMのサービスを導入した企業の事例を2件紹介します。なお、以下は導入企業の一例であり、効果は企業規模や運用によって異なります。

52校分の請求書処理を2名で実現|柏市役所(TOKIUMインボイス)

柏市役所では、学校給食費の公会計化に伴い、市内52校分の食材費の請求書処理を学校給食課の2名で担う必要がありました。月に600枚以上の請求書が届き、1件あたり10分で処理しても100時間以上かかると見込まれていた業務について、TOKIUMインボイスの導入により年間で1,000時間以上の業務時間を削減しています。手書きの請求書もデータ化できること、郵送での受領に対応できることが選定の決め手になったとされています。

出典:柏市役所 導入事例(TOKIUM公式)(最終確認日:2026年10月1日)

半年で7,000件超の請求書発行を電子化|有明興業株式会社(TOKIUM請求書発行)

有明興業株式会社では、5つの拠点で月700〜800件の請求書を発行しており、印刷・封入・郵送の作業と、入金元の特定に時間がかかることが課題でした。TOKIUM請求書発行の導入により、半年で7,000件を超える請求書の発行を電子化しています。取引先のメールアドレスの収集を代行したことで、導入時の負担も抑えられました。請求書を一元管理できるようになり、入金確認の効率化にもつながっています。

出典:有明興業株式会社 導入事例(TOKIUM公式)(最終確認日:2026年10月1日)

請求書処理の自動化を進める3ステップ

自動化は、範囲を決めずにシステムだけを導入しても効果が出にくい取り組みです。次の3ステップで進めると、社内の合意を取りながら形にしやすくなります。

STEP1 現状の業務フローと課題を洗い出す

まず、請求書がどの経路で何件届き、誰が何をしているのかを書き出します。受領形式(郵送・メール・Webダウンロード)ごとの件数と、それぞれにかかっている時間が分かると、どこを自動化すれば効果が大きいかが見えてきます。

STEP2 自動化する範囲と社内で残す範囲を決める

次に、受領・データ化・申請承認・支払・保存のうち、どこまでを任せてどこを自社に残すのかを決めます。ここが決まっていないと、サービスを比較しても判断の軸が定まりません。本記事の6つの比較ポイントを使って、自社に必要な条件を先に固めておきましょう。

STEP3 小さく試してから全社に広げる

最初から全社・全取引先に広げるのではなく、一部の拠点や取引先から始めて運用が回ることを確かめてから範囲を広げると、想定外の手戻りを抑えられます。トライアルを用意しているサービスもあるため、自社の請求書で試せるかも確認しておきましょう。

つまずきやすいポイント|取引先への依頼と社内調整

受領代行を利用する場合は、取引先に請求書の送付先を変更してもらう連絡が必要になります。取引先の数が多いほど手間がかかるため、この連絡を代行してもらえるかを確認しておきましょう。また、請求書処理は購買・経理・財務と複数の部署にまたがります。誰がどの作業を担当するのかを決めてから導入すると、運用が定着しやすくなります。

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まとめ|目的を整理して請求書処理の自動化サービスを選ぼう

本記事では、請求書処理における課題整理から、サービスを比較する際のポイントを説明し、請求書処理を効率化する具体的なサービスの紹介まで行いました。サービスごとに機能や特徴は異なります。サービス導入を成功させるためには、「何のためにサービスを導入するのか」という目的を整理し、目的を軸として情報収集やサービス比較に臨むことが大切です。

本記事の6つの比較ポイントをもとに、「どこまでの業務を手放したいか」を軸に絞り込んだうえで、詳しい機能や料金は各サービスの公式サイトや商談でご確認ください。

ぜひ本記事の内容を参考にして、請求書処理の効率化へと一歩踏み出しましょう。

請求書の受領から入力・照合までをまとめて任せたい場合は、選択肢の一つとして請求書受領AIエージェント「TOKIUMインボイス」もご検討ください。さまざまな形式の請求書の代行受領から、明細や仕訳の入力、発注書・納品書・稟議との照合まで、経理の「入力」と「照合」をAIが代わりに行います。

出典:TOKIUMインボイス 公式サイト(最終確認日:2026年9月29日)

機能の詳細や導入イメージは、以下の資料でご確認いただけます。

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請求書支払いにおける受領~承認を電子化する3つのメリットとは?

請求書処理の自動化に関するよくある質問

請求書の支払いを自動化できるシステムはありますか

請求書の受領からデータ化、申請と承認、会計システムへの連携までを自動化できるサービスがあります。振込データの作成に対応しているサービスもあります。どこまでを任せられるかはサービスによって異なるため、本記事の比較ポイントを参考に確認してみてください。

請求書処理の自動化は何から始めればよいですか

まずは現状の業務フローの洗い出しから始めます。請求書がどの経路で何件届いているか、それぞれに何分かかっているかを整理すると、自動化する範囲を決めやすくなります。

手書きや紙で届く請求書も自動化できますか

紙で届いた請求書をスキャンしてデータ化するサービスや、受け取りと開封、スキャンまでを代行するサービスがあります。手書きの請求書への対応可否はサービスによって異なるため、自社に届く請求書の形式を整理したうえで各社に確認するのが確実です。

取引先が電子化に対応していない場合はどうすればよいですか

取引先に送付方法の変更を依頼する方法のほか、自社側で受け取り方を変えずにデータ化だけを自動化する方法もあります。受領そのものを代行してもらう場合は、取引先への連絡を代行してもらえるかもあわせて確認しておきましょう。

エクセルやRPAでも自動化できますか

支払管理表と銀行口座の出金データを突き合わせる作業のように、関数を使って自社で効率化できる部分もあります。RPA(パソコン上の定型操作を自動で再現するツール)も、ダウンロードやファイルの転記といった決まった手順の繰り返しには向いています。一方で、どちらも帳票のレイアウトが変わると止まりやすい点には注意が必要です。電子帳簿保存法の保存要件を満たす仕組みまで自社で用意するかは、かかる手間と照らし合わせて判断することになります。

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