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請求書の受領を効率化する手段として有効なのが「請求書受領サービス」の導入です。しかしながら、「請求書受領サービスを導入したいけれど、自社にとって最適なサービスが分からない」とお考えの経理担当者も多いかと思います。
→ダウンロード:「失敗事例」にならないための請求書受領システムの選び方
本記事では、請求書受領サービスとはなにか、比較する際のポイント、主要な請求書受領サービス5つの概要と特徴をご紹介します。
※TOKIUMブログは、請求書受領サービス「TOKIUMインボイス」を提供する株式会社TOKIUMが運営しています。
請求書受領サービスとは
請求書受領サービスとは、受け取った請求書のデータ化処理を自動化するサービスです。これにより、会計に必要な仕訳データの作成や、振込に必要な支払データの作成を効率化できます。2022年1月に施行された改正電子帳簿保存法への対応や経理部のテレワーク体制の整備を目的として、請求書受領サービスを導入する企業が増加しています。
請求書受領サービスを導入するメリット
ここでは、請求書受領サービスを導入する3つのメリットについて見ていきましょう。
①請求書のデータ化作業負荷が減る
請求書受領サービスの代表的な機能は、「請求書情報の自動データ化」です。そのためサービスを導入することで、請求書の金額や企業名を、原本とパソコンの画面を見比べながら手打ちで転記する作業が不要となります。素早いデータ化が可能になるのみならず、打ち間違いの問題から解放され、請求書支払いまでのリードタイムが短縮されることで、取引先との円滑な取引にも繋がります。
②支払内容の社内申請と承認が楽になる
多くの請求書受領サービスには、請求書支払いの申請・承認フロー機能が搭載されています。サービスによっては、部署情報と金額を条件に、自動で適切な承認フローが出るよう設定することも可能です。したがって、他部署から経理部に支払依頼の申請を出す等、多段階の承認が必要な場合でもクラウド上での申請や承認を実現できます。
また、請求書ごとに「誰がいつ申請・承認したのか、今後誰の承認が必要なのか」がリアルタイムで確認可能となるので、社内申請の手間を大幅に削減できます。
③法制度のアップデートに自動対応できる
請求書の処理に関する法制度は、デジタル化の進展やビジネス環境の変化を受け、ここ数年で目まぐるしく変化しています。直近では、2022年の電子帳簿保存法改正により請求書の電子保存要件が変更されたほか、2023年には「適格請求書」の保存が必要になるインボイス制度が開始されました。
これらの法制度に自社で対応することも可能ですが、多くの工数がかかってしまいます。その点クラウド型の請求書受領サービスは、最新法令が施行されるたびにアップデートが行われます。
今後も新しい法制度が登場することは十分考えられます。請求書まわりの最新法令に常に対応していける点は、請求書受領サービスを導入する大きなメリットと言えるでしょう。
▶ 関連記事:電子帳簿保存法を図解でわかりやすく解説!対象書類や改正後の変更点についても紹介
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請求書受領サービスを比較する際のポイント6つ
1. 請求書の受領とデータ化をどこまで任せられるか
請求書受領サービスによって、どこまでの業務を任せられるかは大きく異なります。データ化の部分だけを効率化するタイプもあれば、紙の請求書の受領・開封・スキャンまで代行するタイプもあります。さらに、紙の原本の保管や取引先への送付先変更の連絡まで任せられるサービスもあり、対応範囲はさまざまです。
まずは、自社の請求書の受領形式(郵送・メール・Webダウンロード)と件数を整理しましょう。そのうえで「受領」「データ化」「原本の保管」のどこまでを任せたいかを先に決めておくと、サービスを絞り込みやすくなります。なお、取引先への送付先変更の連絡は、請求書の受領を自社で続けるのか代行に切り替えるのかで、そもそも必要かどうかが分かれる作業です。代行受領を検討する場合は、この連絡まで任せられるかもあわせて確認しておきましょう。
2. 請求書以外の国税関係書類の電子保存も可能か
請求書は電子帳簿保存法に対応できたものの、領収書・見積書・納品書などの国税関係書類は未対応、という状況になることがあります。この場合、結局別のシステムを導入する必要が生じ、管理コストが高まります。すでに文書管理システム等を利用している場合は別ですが、請求書以外の国税関係書類についても電帳法対応を同時に進めることができるかは重要な項目になります。
▶ 関連記事:電子帳簿保存法におけるスキャナ保存制度とは?改正後の変更点や要件をわかりやすく解説!
3. データ化の精度と時間は十分か
サービスによって、請求書情報のデータ化の精度とスピードは異なります。データ化の方式は大きく3つに分かれます。AI-OCR(画像から文字を自動で読み取るAI技術)のみで処理するもの、AI-OCRにオペレーターの確認を組み合わせるもの、そしてオペレーターが入力まで行うものです。
AI-OCRのみの方式は数秒〜即時でデータ化できる一方、読み取り精度は請求書のレイアウトや記載状態に左右されます。オペレーターの確認・入力を組み合わせる方式は高い精度が期待できる一方、データ化完了までに時間がかかる場合があります。
月末月初に請求書が集中する場合は、データ化完了までの目安時間(繁忙期の稼働体制や納期目安の有無)が月次決算の締めに間に合うかも確認しましょう。精度とスピードのどちらを優先するかを決めたうえで、各サービスの方式を比較することが重要です。なお、具体的なデータ化精度を知りたいときは、公式サイトに数値とその成立条件の両方が記載されているかを確認しましょう。条件の記載がない場合は、各社に問い合わせるのが確実です。
4. サポート体制が充実しているか
せっかく良い機能が揃ったシステムでも、使いこなせなければ意味がありません。特にはじめてこの領域のシステムを導入する場合、慣れない設定や運用の変更に不安を感じる担当者は少なくありません。導入時の「初期設定のサポート」と導入後の「運用サポート」の2つが、安心して使い始められるかどうかの分かれ目になります。
請求書受領サービスにあるのは、請求書のデータ化機能だけではありません。社内申請・承認を電子化できる機能や、会計システムごとに希望する形式へ仕訳データを整形できるよう事前設定できる機能等もあります。これらを十分に活用する上でも、導入時に初期設定の伴走サポートがあるか否かは重要なポイントです。
また、導入完了後に困ったことがあった場合もメールやチャット、電話サポート窓口で質問できるかも確認しておきましょう。サービスによっては回答の回数に制限がある場合や返信に間があく場合もあるため、注意が必要です。
5. 会計システムとスムーズに連携できるか
請求データを会計システムへ連携する際には、APIを利用する方法と、出力したCSVファイルをインポートする方法があり、連携方法はサービスによって異なります。
APIを利用すると、経理担当者がデータを直接触ることなく、システム間で自動的に連携できます。どの会計システムとAPI連携できるかはサービスごとに異なるため、自社で利用中のシステムが対応しているかを確認しましょう。
CSVファイルをインポートする方法は、幅広い会計システムで利用できます。ただし、出力したCSVファイルにデータ整形が必要かどうかはサービスによって異なります。公式サイトに連携先の一覧を掲載しているサービスもあるため、一覧に自社のシステムが見当たらない場合は、非対応と判断せずに各社へ問い合わせてみるとよいでしょう。
6. 仕訳入力・照合など受領後の業務まで自動化したいか
請求書は、受領とデータ化のあとにも仕訳入力・支払処理・照合といった業務が続きます。これらの受領後の業務までシステムに任せたいのか、自社の運用として残したいのかによって、選ぶべきサービスは変わります。
仕訳入力の自動化
データ化した請求書から仕訳を自動で起票できるか、過去の仕訳を学習して精度が上がる仕組みがあるかを確認しましょう。
発注書・納品書などとの照合の自動化
請求書と発注書・納品書・稟議との突合(照合)を自動化できるかは、支払ミスの防止に直結します。
AIによる業務自動化の範囲
近年は、申請の作成や内容チェックまでAIが担うサービスも登場しています。どこまでをAIに任せ、人はどこを確認する運用になるのかを確認しましょう。
請求書受領サービスおすすめ5選
ここからは、おすすめの請求書受領サービス5つを紹介します。各サービスの特徴は、各社の公式サイトで紹介されている特徴や強み、選ばれる理由をもとに3つずつ整理しました。料金は各社の公式サイトでご確認ください。各社の紹介文で触れていない機能も、非対応を意味するものではありません。
※以下の記載は、各サービスの公式サイトの情報(各サービスの出典に記載した最終確認日時点)をもとにまとめています。弊社にて確認することができなかった機能・仕様は「要確認」と記載しています。万が一弊社による確認に誤り等がある可能性がありますので、必要に応じて公式サイト等をご確認ください。
TOKIUMインボイス(株式会社TOKIUM)
TOKIUMインボイスは、請求書の受領からデータ化に加えて、仕訳などの手入力や発注・納品・稟議との照合までAIが代行する「請求書受領AIエージェント」です。取引先への請求書の送付先変更連絡(ハガキ・メール・電話)も代行します。
あらゆる形式の請求書を代行受領できる
紙・PDF・Webサイトからのダウンロードなど、形式を問わず請求書の受領を代行します。請求書の主要なWebダウンロードサイトに対応し、メール通知や日付での取得も可能なため、取りこぼしによる電子化漏れを防ぐことができます。
明細・仕訳の手入力をAIに任せられる
データ化した請求書の明細や仕訳は、AIが自動で入力します。使うほど自社の請求書を学習していく仕組みのため、運用しながら入力の精度を高めることができます。
発注書・納品書・稟議との照合まで自動化できる
請求書と発注書・納品書・稟議との照合をAIが担い、合計額だけでなく明細額や稟議額との突き合わせにも対応します。半角・全角などの表記ゆれもAIが判断するため、目視での確認作業を減らすことができます。
出典:TOKIUMインボイス 公式サイト(最終確認日:2026年9月29日)※料金は改定されることがあるため、本記事では記載していません。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
Bill One請求書受領(Sansan株式会社)
Bill One請求書受領は、あらゆる請求書の受け取りを代行して正確にデータ化し、「請求書業務のプロセスに『なくせる』をつくる」とするクラウド請求書受領サービスです。
請求書を形式によらずオンラインで受け取れる
郵送やメール、ダウンロード方式など、届き方の異なる請求書をまとめて代わりに受け取ります。データ化した請求書は、クラウド上で一か所にまとめて管理できます。
起票をAIが自動化する
請求書の明細を構造化したデータにし、これまでに蓄積された請求書や起票の情報をもとに、AIが起票内容を自動で入力して提案します。
独自開発の照合ロジックによるAIの自動照合
納品や検収のデータといった照合の相手と請求書を、総額と明細の両方の単位で自動で突き合わせます。請求書の明細をデータ化する技術と、独自に開発した照合ロジックを組み合わせた仕組みです。
出典:Bill One請求書受領/機能(最終確認日:2026年9月29日)※料金は改定されることがあるため、本記事では記載していません。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
invox受取請求書(株式会社invox)
invox受取請求書は、株式会社invoxが提供するサービスです。届く形式に関係なく、受け取った請求書の入力から支払、会計への計上までを自動化の対象としています。
読み取りや取り込みをAIエージェントに任せられる
請求書のどこを読み取るかを自然言語で指示できる「読み取りAIエージェント」と、請求書の入手からシステムへの登録までを自動で行う「取り込みAIエージェント」の2つのAI機能を備えています。データ化の前後で発生しがちな細かな手作業を減らすことができます。
郵送で届く紙の請求書の処理をまとめて任せられる
郵送で届く紙の請求書は、受け取りと開封からスキャン、invoxへの登録までをinvox側に任せられ、スキャン後の原本の郵送まで対応しています。出社しての開封作業をなくし、テレワーク環境でも請求書処理を進めることができます。
データ化の精度とスピードを目的に応じて選べる
データ化の方式は2つあり、精度と速さのどちらを重視するかで選べます。精度を重視するときは「オペレータ確認あり」、速さを重視するときは数秒でデータ化するAI-OCRを使います。
出典:invox受取請求書 公式サイト/請求書スキャンサービス/AI OCRとオペレータ確認の仕組み(最終確認日:2026年9月29日)※料金は改定されることがあるため、本記事では記載していません。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
バクラク請求書受取(株式会社LayerX)
バクラク請求書受取は、株式会社LayerXが提供するサービスです。紙で届くものも電子で届くものも区別せずに受け取ってデータ化し、請求書が届いてから仕訳の完了までを自動化するとしています。受領の作業自体を預けられる受領代行サービスも用意されています。
届き方の違う請求書をまとめて受け取り、自動でデータにできる
紙の請求書も電子の請求書も、受け取りからデータ化まで自動で進みます。バクラク受領代行を使えば、書類の開封から原本の保管までをまとめて任せられます。
請求書を受け取った後の支払申請と一次承認を自動で進められる
請求書を受け取ったあとに必要な支払申請の作成と、最初の承認までが自動で進むとしています。
これまでの仕訳データをもとにAIが起票と点検を担える
AIが過去の仕訳データを参考に新しい仕訳を起こし、記載内容に誤りがないかも確かめます。担当者の作業は、最後に結果を見直すことが中心になるとしています。
出典:バクラク請求書受取 公式サイト/公式プレスリリース(バクラク受領代行)(最終確認日:2026年9月29日)※料金は改定されることがあるため、本記事では記載していません。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
BtoBプラットフォーム請求書(株式会社インフォマート)
BtoBプラットフォーム請求書は、請求書の発行と受領の双方に対応するクラウド請求書システムです。データでのやり取りに加え、紙やPDF、Peppolの請求書も扱えます。
請求データをクラウド上で直接やり取りできる
紙やPDFを介さず、請求の中身をデータのまま取引先との間で受け渡す仕組みです。送る側も受け取る側もデータだけで処理が済むため、請求業務を手早く進められると説明しています。
請求書を送る業務と受け取る業務をまとめて管理できる
請求書を送る側と受け取る側の業務を、別々のツールに分けずに同じシステム上で扱えます。
請求書以外の帳票発行や、受け取った請求書のデータ化にも使える
支払通知書や納品書の発行にも対応しており、対象は請求書にとどまりません。受け取る側では、AI-OCRと組み合わせることで、届いた形式を問わず請求書をデータとして取り込めると説明しています。
出典:BtoBプラットフォーム請求書 公式サイト/BtoBプラットフォーム請求書の特徴(最終確認日:2026年9月29日)※料金は改定されることがあるため、本記事では記載していません。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
請求書受領サービス「TOKIUMインボイス」の導入事例
TOKIUMインボイスの導入事例を2件ご紹介します。なお、これから紹介するのは導入企業の一例です。効果は企業規模・運用により異なります。
経理が受け取るあらゆる書類を電子化|ANAフーズ株式会社
ANAグループで商社部門と食品事業を担うANAフーズ株式会社では、TOKIUMインボイスの導入により、請求書をはじめとする経理が受け取るあらゆる書類の電子化を進めています。電子帳簿保存法への対応や、手書き書類を含む様々な形式の書類への対応が評価されています。
出典:ANAフーズ株式会社 導入事例(TOKIUM公式)(最終確認日:2026年10月1日)
52校分の請求書処理を2名で実現し年間1,000時間以上の工数を削減|柏市役所
柏市役所では、学校給食費の公会計化に伴い、市内52校分の食材費の請求書処理をわずか2名で担う必要がありました。TOKIUMインボイスの導入により、月間100時間以上かかると想定されていた請求書処理の工数を削減しました。その結果、年間で1,000時間以上の業務時間の削減につながっています。
出典:柏市役所 導入事例(TOKIUM公式)(最終確認日:2026年10月1日)
請求書の受領を代行し、入力・照合をAIが担うTOKIUMインボイス
請求書受領サービスは、受領の方法やデータ化の方式、受領後の業務の自動化など、サービスごとに特徴が異なります。本記事の6つの比較ポイントをもとに、自社で任せたい業務と残したい業務を整理し、各社の公式サイトで確認しながら選んでみてください。
請求書受領AIエージェントのTOKIUMインボイスは、形式を問わず請求書の受領を代行し、仕訳などの手入力から発注書・納品書・稟議との照合まで、経理の「入力」と「照合」をAIが代わりに行い、目視確認をゼロに近づけます。また、電子帳簿保存法とインボイス制度にも対応しています。機能の詳細や導入イメージは、以下より資料をダウンロードのうえご確認ください。
出典:TOKIUMインボイス 公式サイト(最終確認日:2026年9月29日)
【関連する無料ガイドブック】
▶ 請求書受領クラウド選び方ガイド
※すぐにPDF資料をお受け取りいただけます
請求書受領に関するよくある質問
請求書受領に関するよくある質問をご紹介します。
受け取った請求書はどのくらいの期間保存する必要がありますか
法人の場合、請求書は原則としてその事業年度の確定申告書の提出期限の翌日から7年間の保存が必要です(欠損金の繰越控除を受ける事業年度は10年間)。電子データで受け取った請求書は、電子帳簿保存法の要件に沿って電子データのまま保存する必要があります。
請求書を電子データで受け取るには取引先の同意が必要ですか
電子データで受け取ること自体に法律上の同意手続きが定められているわけではありませんが、実務上は取引先へ事前に案内するのが一般的です。請求書受領サービスには、送付先変更の連絡を代行するものもあるため、切り替え時の負担を抑えることができます。
請求書受領サービスはインボイス制度に対応していますか
多くのサービスが、適格請求書発行事業者の登録番号を読み取って照合する機能などを備え、インボイス制度に対応しています。ただし対応範囲はサービスごとに異なるため、各サービスの公式サイトまたは問い合わせで確認してください。
※本記事の内容は、各サービスの公式サイトに掲載された情報(各サービスの出典に記載した最終確認日時点)をもとに作成しています。公式サイトで確認できなかった機能・仕様は「要確認」と記載しており、非対応を意味するものではありません。最新の情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。
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