経理DX促進

シェアードサービスとは?対象業務・メリット・導入手順とAI活用で失敗しない方法を解説

更新日:2026.07.07

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シェアードサービス_AI省力化

シェアードサービスは、グループ各社や複数の事業部に散らばった経理・人事・総務などの間接業務を1か所に集め、やり方をそろえて運営する仕組みです。重複していた作業をまとめることで、コストを下げながら品質とガバナンスを引き上げられます。

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大手やグループ経営の会社で関心が高いのは、各社ばらばらの経理財務をどう束ねるかという論点です。ただ人を1か所に移すだけでは、人件費もミスもなかなか減りません。集約と標準化にAIやシステムでの自動化を重ねて、少人数でも回る形にできるかが分かれ目になります。この記事は、定義から形態、メリットとデメリット、BPOとの違い、進め方、大手の事例、そして定型業務を省力化するコツまでを、導入を検討する経営・経理の視点で整理します。

シェアードサービスとは?

シェアードサービスとは、グループ内に分散している間接業務を1か所に集約し、標準化して効率化する経営手法です。経理・財務、人事・総務、情報システムといった各社共通の裏方業務を、会社ごとに抱えるのではなくまとめて担います

ねらいは、重複作業の解消によるコスト削減と、やり方をそろえることでの品質・ガバナンスの底上げです。集約によって担当者が定型業務から離れ、本来集中したい仕事に時間を割けるようになる効果も見込めます。

シェアードサービスセンター(SSC)とは

集約業務を担う組織を、シェアードサービスセンター(SSC)と呼びます。SSCは、グループ各社から間接業務を引き受ける社内の専門部隊です。本社の一部門として置く場合と、独立した子会社として運営する場合があり、規模や狙いに応じて選びます。

いま大手・グループ経営で注目される背景

大手やグループ経営で関心が高まる理由は、会社の数だけ間接業務が重複し、コストとガバナンスの両面で負担が膨らむからです。買収や統合でグループが広がるほど、各社が独自のやり方や別々のシステムで経理を回す状態になりがちです。

上場準備や内部統制の強化が求められる局面でも、プロセスを統一できる集約は有効な打ち手になります。グループ全体で数字の作り方をそろえられれば、不正やミスを防ぎやすくなり、監査にも対応しやすくなります。

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シェアードサービスの対象となる業務

シェアードサービスの対象になるのは、ルール化・システム化しやすい定型的な間接業務です。判断より手順が決まっている作業ほど集約の効果が出ます。代表的な領域を整理します。

▼ シェアードサービスで集約されやすい業務領域

業務領域集約しやすい主な業務
経理・財務経費精算、請求書の受領・処理、支払依頼の起票、一般会計の入力
人事・労務給与計算、社会保険手続き、勤怠の集計、入退社の事務
総務備品・購買の発注、文書管理、各種申請の受付
情報システム(IT)社内システムの運用保守、ヘルプデスク、アカウント管理

経理・財務(経費精算・請求書処理・支払業務など)

経理・財務は、シェアードサービスの効果がもっとも見えやすい領域です。経費精算、受け取った請求書の処理、支払依頼の起票、一般会計の入力といった作業は、件数が多く手順が決まっているため、集めて標準化するほど工数のばらつきが減ります

一方で、月末や決算期に処理が集中し、紙やExcelのやり取りが残っていると、集約しても担当者の負担が下がりきりません。だからこそ、後述するAI-OCRや自動仕訳といった自動化と組み合わせることが、経理財務の集約では特に効いてきます。

人事・総務・情報システム(IT)

人事・総務・ITも、定型業務を多く抱えるため集約に向いています。給与計算や社会保険手続き、ヘルプデスクのように、ルールが共通化しやすい仕事をまとめると、グループ全体で品質をそろえやすくなります。経理財務とあわせて段階的に範囲を広げる進め方が一般的です。

シェアードサービスの形態(本社型・子会社型)

シェアードサービスの形態は、本社の一部門として置く本社配置型と、独立した子会社にする子会社型の2つに大きく分かれます。どちらが良いかは、集約の規模やコスト意識、人事制度の自由度をどこまで持たせたいかで決まります。

▼ 本社配置型と子会社型の違い

観点本社配置型(本社内に設置)子会社型(独立会社として設立)
立ち上げ既存組織を使え、初期コストを抑えやすい設立コストや手間がかかる
経営層との連携近く、意思決定が速い距離ができやすい
人事・評価制度本社の制度に合わせる独自に設計でき、コスト意識を保ちやすい
事業化の余地グループ内が中心専門性を高め、グループ外提供も視野に入る
シェアードサービスの2つの形態(本社配置型・子会社型)の構造図

立ち上げの早さを優先するなら本社配置型、コスト意識や専門性を高めたいなら子会社型が向きます。最初は本社の一部門として始め、規模が育った段階で子会社化する、という段階的な進め方もよく採られます。

シェアードサービスのメリット

シェアードサービスの主なメリットは、コスト削減・品質向上・ガバナンス強化の3つに集約されます。重複していた作業や人員、システムをまとめることで、規模の経済が働きます。順に見ていきます。

グループ全体のコスト削減

もっとも分かりやすいメリットは、グループ全体でのコスト削減です。各社が個別に抱えていた経理担当やシステムを1か所にまとめれば、人員とライセンスの重複がなくなります。処理量が増えるほど1件あたりのコストは下がり、規模の経済が効きます

業務の標準化・品質向上

やり方を統一できることも大きな効果です。会社ごとにばらついていた処理手順を1つにそろえると、ノウハウが専門チームに蓄積され、属人化が解けます。誰が担当しても同じ品質で処理できる状態に近づき、ミスも減らせます。

ガバナンス・内部統制の強化(IPO・上場準備)

グループでプロセスを統一できると、内部統制やガバナンスの強化にもつながります。数字の作り方や承認の流れがそろえば、不正やミスのリスクを抑えやすく、監査への対応もしやすくなります。上場準備で全社の仕組みを整える局面では、集約はその土台になります。

シェアードサービス導入のデメリット・注意点

シェアードサービスには、初期の手間とコスト、現場との連携低下、担当者のモチベーション低下という注意点があります。集約のメリットは、これらを織り込んで設計できるかにかかっています。

システム統合・運用の手間とコスト

立ち上げで最初にぶつかるのが、システムと業務フローの統合です。各社が別々の会計システムやルールで動いていると、それらをそろえる作業に時間と費用がかかります。ここを軽く見ると、集約しても効果が出るまでに想定以上の期間を要します

現場との連携低下

業務が現場から物理的に離れることで、細かな事情が伝わりにくくなる点にも注意が必要です。イレギュラーな処理や急ぎの依頼に対し、これまでのように顔を合わせて即対応しづらくなります。問い合わせ窓口やルールを整え、現場との橋渡しを設計しておくことが欠かせません

単調業務によるモチベーション低下・人材確保難

定型業務を1か所に集めると、担当者の仕事が単調になりやすく、やりがいの低下や離職につながることがあります。SSCに配属された人材のキャリアをどう描くかは、現場でよく語られる悩みです。この課題は、後述するAIでの省力化、つまり単調な作業そのものを減らす取り組みと合わせて考えると解きやすくなります

シェアードサービスとBPO・アウトソーシングの違いと使い分け

シェアードサービスとBPOの最も大きな違いは、業務を社内で担うか外部に委ねるかにあります。シェアードサービスは自社グループ内のリソースに業務を集約し、ノウハウを社内に残します。BPO(業務委託)は外部の専門業者に任せ、自社は運用から手を離します。どちらが優れているという話ではなく、業務や狙いに応じて使い分けるものです。

社内集約(SSC)と外部委託(BPO)の違い

▼ シェアードサービスとBPOの比較

観点シェアードサービス(社内集約)BPO(外部委託)
業務の担い手グループ内の自社部門・専門子会社外部の専門業者
ノウハウ社内に蓄積される社内に残りにくい
コントロール自社で握りやすい委託先に依存する部分が出る
向くケース自社の強みとして磨きたい中核に近い業務一時的・専門性が高く内製しにくい業務
シェアードサービス・BPO・ハイブリッドの違いの比較図

SSC+BPO・システムを組み合わせるハイブリッド

実務では、社内集約と外部委託を組み合わせるハイブリッドが現実的な解になります。判断や統制が重要な業務はSSCで自社に残し、繁忙期のスポット対応や専門性の高い作業は外部に任せる、という分け方です。

ここに、AIやシステムによる自動化を重ねると、3つの役割分担がきれいに整理できます。標準化できる定型作業はシステムで自動化し、判断が要る部分は社内のSSCが担い、それでも溢れる繁忙対応は外部に出す形です。内製か外注かの二択で考えず、業務ごとに最適な担い手を割り当てるのが、無理なく続く集約の考え方です。

こうした3つの役割を1つのサービスとして束ねる選択肢が、TOKIUMのAI Agentic BPO(AIエージェント型BPO)です。業務フローをヒアリングしたうえで設計し直し、経費精算・支払い・購買や、請求書の承認代行といった定型処理をAIエージェントが自律的に実行し、例外だけを専任オペレーターが引き取ります。社内にシェアードサービスセンターを一から立ち上げなくても、集約・標準化・自動化をまとめて外側から支えられるため、少人数で回る体制に早く近づけます。 出典:TOKIUM AI Agentic BPO(サービスページ)(最終確認日:2026年7月7日)

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シェアードサービスの導入手順・進め方

シェアードサービスは、現状業務の棚卸しから始め、標準化、システム統合、段階的な移行という順で進めるのが定石です。いきなり全社・全業務を集めるとつまずきやすいため、対象を絞って小さく始め、効果を見ながら広げます

▼ シェアードサービス導入の進め方

ステップやることつまずきやすい点
①棚卸しと対象選定各社の間接業務を洗い出し、集約する業務を選ぶ効果の小さい業務まで欲張ると負担だけ増える
②プロセスの標準化会社ごとに違う手順を1つのやり方にそろえる現場の例外を残しすぎると標準化が形だけになる
③システム・基盤の統合クラウドやAIを前提に、システムを1つにまとめる既存システムの寄せ集めだと運用が乱立する
④段階的な移行とKPI設計対象を順に広げ、処理時間や品質を数値で管理する目標値(KPI)がないと効果を検証できない
シェアードサービス導入の進め方フロー(棚卸し・標準化・システム統合・段階移行)

成否を分けるのは、③のシステム統合をどう設計するかです。各社のシステムをそのまま寄せ集めると、画面もデータも乱立して標準化が進みません。最初からクラウドやAIでの自動化を前提に基盤を1つにそろえておくと、後の運用がぐっと軽くなります。

シェアードサービス会社の導入事例|グループの経理を集約・効率化した企業

グループや多拠点に分かれた経理を1か所に集約した企業は、すでに具体的な成果を出しています。規模の経済と標準化に加え、システム化を組み合わせた事例ほど、工数削減のインパクトが大きく出ています。

グループの間接業務を専門に引き受けるシェアードサービス会社そのものでも、TOKIUMは使われています。実際にSSCを運営する企業が、請求書処理の集約とペーパーレス化にどう取り組んだかを見ていきます。

福岡地所グループのエフ・ジェイビジネスソリューションズは、キャナルシティ博多などを運営するグループ各社の総務・経理・人事といった間接業務を一手に引き受けるシェアードサービス会社です。設立当初は月に数千枚の紙の請求書処理に追われ、締め作業に余裕を持てないことが課題でした。TOKIUMインボイスで請求書の受領・保管を電子化し、複数のグループ会社を1つの環境でまとめて管理できるようにした結果、月3,554枚の請求書をペーパーレス化し、承認にかかる時間を1日~1日半短縮しました。グループ全体では年間平均70%の紙削減につながっています。 出典:TOKIUM導入事例(エフ・ジェイビジネスソリューションズ)株式会社TOKIUM ニュース(エフ・ジェイビジネスソリューションズのTOKIUMインボイス導入)(最終確認日:2026年7月7日)

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シェアードサービスをAI・システムで省力化する

シェアードサービスを成功させる鍵は、集約と同時に定型業務そのものをAI・システムで減らすことです。人を1か所に移すだけでは負担は移動するだけですが、自動化を重ねれば、少人数でも回るSSCに近づきます。経理財務はこの効果がもっとも大きい領域です。

経費精算・請求書処理・支払依頼の定型業務をAI-OCR・自動化で減らす

経費精算や請求書処理でもっとも時間を食うのは、紙やPDFを見ながらの手入力です。ここをAI-OCRと自動仕訳に肩代わりさせると、担当者は内容の確認に集中でき、処理時間とミスを同時に減らせます。集約した業務量が多いSSCほど、自動化の積み上げ効果は大きくなります。

定型業務の負担は数字にも表れています。インボイス制度の開始後にTOKIUMが行った調査では、約30%の経理・会計担当者が経費精算の負担が増えたと回答しました。集約だけでは解けないこうした負担こそ、自動化で削るべき対象です。 出典:株式会社TOKIUM プレスリリース(インボイス制度に関する実態調査)(最終確認日:2026年7月7日)

「人を移すだけ」で終わらせない――標準化×AIで本当のコスト削減につなげる

集約してもコストが下がらない原因の多くは、作業そのものが減っていないことにあります。人を1か所に集めても、1件ずつ手で処理する流れが残れば、必要な人数は大きく変わりません

本当にコストを下げるには、標準化したうえで定型作業を自動化し、人がやる仕事を判断とチェックに絞ることです。やり方をそろえる段階と、AIで作業を減らす段階をセットで設計すると、規模の経済と省力化が掛け合わさって効いてきます。

少人数で回る“次世代SSC”の体制づくり

自動化を前提にすると、SSCの体制は「大人数で定型処理を回す」形から、「少人数が判断と改善に集中する」形に変わります。単調な作業が減るぶん、担当者のキャリアの幅も広げやすく、先に挙げたモチベーション低下の問題も和らぎます。

従来型SSCと次世代SSC(AI・自動化前提)の違いの比較図

TOKIUMは、こうした少人数で回るSSCづくりを、経理財務の定型業務の側から支えます。経費精算と請求書の受領を、AI-OCRと専任オペレーターによるデータ化で自動化し、入力作業そのものを担当者の手から外せます。さらにAIが経費の規定チェックや一次承認、差し戻しを担うことで、確認の負担も軽くできます。紙の保管や電子帳簿保存法への対応もまとめて引き受けるため、集約した経理を少人数で回す土台になります。

さらにTOKIUMでは、経費精算だけにとどまらず、支払いや購買、請求書の承認代行、契約書の管理、納品書と請求書の照合、月次決算までを、AIエージェントを中心に業務プロセスごと組み直すAI Agentic BPOも提供しています。お客様側の入力・確認・承認の作業まで巻き取れるため、SSCで抱える定型業務の総量そのものを小さくできます。 出典:TOKIUM AI Agentic BPO(サービスページ)(最終確認日:2026年7月7日)

経理AIエージェントTOKIUMの累計導入社数は3,000社を突破しています。グループ経営や上場準備でガバナンスが問われる規模の会社にも選ばれています。 出典:株式会社TOKIUM ニュース(経理AIエージェントTOKIUM、累計導入社数が3,000社を突破・2025年12月4日公表)(最終確認日:2026年7月7日/2025年11月末時点)

グループの経理集約やシェアードサービスの立ち上げ、AIを使った省力化をご検討中の場合は、進め方のご相談から資料のご請求まで、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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シェアードサービスでよくある失敗と回避策

シェアードサービスの失敗は、人件費が下がらない・システムが乱立する・人が定着しない、の3つに集約されます。いずれも、集約を「人をまとめること」だけで終わらせると起きやすい問題です。原因と回避策を整理します。

▼ シェアードサービスでよくある失敗と回避策

よくある失敗なぜ起きるか回避策
人を集約してもコストが下がらない作業そのものは減らず、必要な人数が変わらない標準化に加え、定型作業をAI・システムで自動化して総量を減らす
システムが乱立し標準化が進まない各社のシステムを寄せ集めただけで基盤が1つになっていない最初にクラウド/AI前提で基盤を統一し、データのやり方をそろえる
単調業務で人材が定着しない定型作業ばかりが集まり、やりがいを感じにくい自動化で単調作業を減らし、担当者を判断・改善の仕事に振り向ける

3つに共通する打ち手は、標準化と自動化をセットで進めることです。やり方をそろえてから定型作業をAIに任せれば、コストは実数で下がり、システムは1つにまとまり、人は単調作業から解放されます。失敗の多くは、集約と省力化のどちらか一方だけで止めてしまうことから生まれます。

シェアードサービスを少人数で回すならTOKIUMへ

シェアードサービスは、グループの間接業務を1か所に集約し、標準化してコスト・品質・ガバナンスを引き上げる仕組みです。経理財務はその効果がもっとも見えやすい領域で、本社配置型と子会社型のどちらで始めるか、BPOや外部委託とどう使い分けるかを、業務ごとに見極めることが出発点になります。

成否を分けるのは、集約を「人を移すこと」で終わらせず、標準化とAIでの自動化を重ねて定型業務そのものを減らせるかです。エフ・ジェイビジネスソリューションズの事例が示すように、集約とシステム化を組み合わせた会社は、工数を実数で削っています。少人数でも回るSSCを目指すなら、経理財務の定型業務の自動化から検討すると、失敗の典型を避けやすくなります。

とくに、AIエージェントが定型業務を自律的に処理し、確認や承認まで引き受けるTOKIUMのAI Agentic BPOを使えば、シェアードサービスを少人数で回す体制に早く近づけます。

グループの経理集約やAI活用でお悩みなら、まずはこちらからお気軽にお問い合わせください。

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よくある質問(FAQ)

シェアードサービスとは何ですか?

シェアードサービスとは、グループ内に分散した経理・人事・総務などの間接業務を1か所に集約し、標準化して効率化する経営手法です。集約を担う組織をシェアードサービスセンター(SSC)と呼びます。

シェアードサービスとBPOはどう使い分けますか?

違いは業務の担い手です。シェアードサービスは自社グループ内のリソースに集約してノウハウを社内に残し、BPOは外部の専門業者に委託します。判断や統制が重要な業務はSSC、専門性が高い作業やスポット対応はBPO、と使い分けるのが現実的です。

どんな企業にシェアードサービスは向いていますか?

向いているのは、複数のグループ会社や事業所で同じ間接業務が重複している企業です。会社の数だけ経理や人事を抱えている、上場準備でガバナンスを整えたい、といった状況では集約の効果が出やすくなります。逆に、業務量が少なく重複が小さい場合は、集約の手間が効果を上回ることもあります。

どの業務から集約するとよいですか?

ルール化しやすく件数の多い定型業務から始めるのが定石です。経理財務でいえば、経費精算や請求書の処理は手順が決まっていて自動化とも相性がよく、効果を実感しやすい入口になります。小さく始めて効果を確かめ、対象を段階的に広げる進め方が失敗を避けやすいです。

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